生活月間報告書
ボストン赴任時に日本の自部署に送っていた報告書です。 1989/11~1990/10の1年間です。
赴任先の会社との契約上、仕事の内容を書くことができなかったので「生活月間報告書」という題にして身の回りのことを書いた、ちょっと面白いレポートになっています。
ほとんど自分の思い出のようなのもなので、他の人が読んでもあまり面白くないかも知れません。
緑字は、このページ作成時に入れた注釈です。
1989/11/29
11月も終わりに来ると「Bostonは本当に寒いのだな」と実感させられます。この前まであんなに紅葉がきれいだったのに、今は見る影もなく、それにましてThanksgiving Dayに大雪が降ったのにはびっくりしました。これから車の運転が心配ですが、スキーも本格的にできそうなので楽しさも半分です。
1. COMDEX/Fall'89、HAL-SK訪問
COMDEX 11/14 - 11/17 Las Vegas
日本のデータショーやビジネスショーと同じだと聞いて行ったのですが、想像以上に広かったというのが第一印象です。ただ、日本のようにけばけばしさは感じられず、見学者のほとんどがビジネススーツ姿の人が多かったようです。日本企業もかなり多く出展しており、それなりに広いブースも構えているのを見ると、改めて日本もがんばっているんだなと感じさせられました。全体的にハードウェア関係が多かったようです。 AT&TのSystemV Rel4.0やIBMのOSF/Motifの展示もありましたがあまりぱっとしなかったようです。
HAL-SK 11/17 - 11/19 San Francisco
見識を広めるためという名目でSan FranciscoのHAL-SKを訪問し、松下課長と色々と話をしてきました。我々の存在とOSFについてはご存知でしたが、実際に我々が何をやるか(MシリーズにOSF/1を移植する)はご存知ではなかったみたいです。
2. 今回の出張について
一応公務ということで会社の費用でLas Vegas、San Franciscoと行ったのですが、COMDEXを除くとほとんどが観光のようなものでした(こんなこと書いていいのかな)。私にとってはじめての米国内出張だったのですが、飛行機で3時間も飛んだのに、まだアメリカの半分しか行っておらず、改めてアメリカの広大さを感じさせられました。出発前は、多少の不安と3人いればどうにかなるだろうという気持ちで、どうにかBostonまで帰ってこれたのでよかったのですが、Los Angelesdで飛行機がエンジントラブルで引き返したときは、一時はどうなるかと心配してしまいました。
Bostonとは裏腹に、Las Vegasの夜の華やかさ、San Fransiscoの西海岸特有の陽気さがとても印象的で、今回の出張はいい経験ができたと思います。
1989/12/20
先々月買ったamaryllisの鉢植えがようやくつぼみを膨らまし、もうすぐ真っ赤な花を咲かせようとしています。でもスーパーマーケットで買った安物だったせいかちょっと変なんですよね。普通は、葉の間から茎が出るのに、わたしのはこんな風になっておりちょっとみっともないamaryllisになってしまいました。
(画像は、実際の報告書を、カラーは実物をデジタルカメラで撮影したものです。)
今回は私のサイフの中のカード類について書いてみます。こちらに着てから何か知らないけどやたらとカードが多くなったように感じます。
これが事件簿(吉川さんが書いていたような・・・)に登場した銀行のキャッシュカードです。普通の人は1週間ぐらいで手に入るのですが私の場合は1ヶ月もかかってしまいました。
これは見てわかるようにクレジットカードです。居住日数等が少なく信用性がないということで拒否されたのですが、(嶋)のOSFの知り合いの知り合いにBay Bankの副社長がいたので、その人に話をつけてようやくこのカードを手に入れることができました。
ソーシャルセキュリティとドライバーズライセンスは前回報告(何だっけ?)したものです。

これはロジャックといって車のセキュリティシステムです。車が盗まれたとき警察に電話し番号を教えると、車に取り付けてあるロジャックシステムから電波を警察のレーダーがキャッチし見つけてくれるそうです。この前、私のアパートでも車の盗難があったばかりです。アメリカって怖いですね。

これは、American Automobile Association(AAA)のメンバーズカードです。日本のJAFのように車が故障したときに助けに来てくれるそうです。また、このAAAでは地図を只でくれるので、ニューヨーク、フロリダなどの地図をいっぱいもらってきました。

これは、日本で言う保険証みたいなもので、病院代が安くなるそうです。また、このカードとクレジットカードを持っていれば、急患のときでも大丈夫だそうです。
これが私のビジネスカードです。あんまり使う機会はないのですが、昨日(12/19) HICOM/BSDのOpen Houseがあったときに初めて使いました。 (なんと、メールアドレスがuunetです)

会社の駐車場に入るときのカードとオフィスや計算機室に入るときのカードです。

これが本場アメリカのマジックキングダムメンバーズシップカードです。日本と同じように只だったのでもらってしまいました。
(おまけ)
これは、アメリカでも滅多にお目にかかることのない1ドル硬貨です(50セント硬貨はまだ見たことがありません)。これはどうやって手に入れたかというと先月サンフランシスコに行ったとき、ケーブルカーに乗ったのですが、そのときのチケットの自動販売機のおつりがこの硬貨でした。旅行のパンフレットに"1ドル硬貨を手に入れる方法"と書いてあったので早速試してみました。
(上の2個が1ドル硬貨の裏表で、下の大きいのが50セント硬貨です)
<最後に>
私の方は風邪もひかずに元気に仕事をしています。月報には仕事の話がかけないのはそういう決まりになっているからです。遊んでばかりいるとは思わないでください。それにしても、この前のスキーは面白かった・・・。んっ!
1990/02/22
Bostonの天候は気まぐれです。寒い寒いと思っていたら急に暖かくなるし、大雪が降ったかと思うと次のには雨になったりします。先週のある晩みぞれが降りいやな天気だなぁと思っていたら案の定とんでもないことが起こりました。なんと、外に駐車している車全体が1cmぐらいある氷に覆われているではありませんか。丁寧にラジオのアンテナまでびっしり凍っていました。エンジンをかけようにも初めは鍵が鍵穴に入らない、ドアが開かない、とすったもんだしたうえ、30分以上もかけて氷を落とし、ようやく出社することができました。
今回の月報は、「アメリカ新発見 Part I(Part IIがあるかはわからない)」と題し、一人の日本から見たU.S.Aをエピソードを交えながら語りたいと思います。
1. 車
右側通行なのは前から知っていたのですが、慣れるのにはちょっと時間がかかりました。スーパーの駐車場で対向車が来たため思わず左に避けたため、対向車のドライバにびっくりされたことがあります。
赤信号でも右折ができる。
車の免許があまりにも簡単に取れる。
2. トイレ
下のほうが開いている。このため使用中か空きかの表示がドアについていない。
3. クレジットカードを使用したとき、Zip Code(郵便番号)を聞かれた
普通は電話番号(時にはIDが必要)を書くだけでよいのですが、"Zip Codeは?"と聞かれてびっくりしてしまいました。
4. クリスマスがやたらと派手で正月過ぎても続く
日本だと25日を過ぎると正月の準備に入るのに、アメリカは正月過ぎてもクリスマスツリーが飾ってあります。お国柄の違いって面白いですね。
5. 駐車場がやたらと広いのにいつも込んでいる
とにかく広く、自分の車をどこに駐車したか忘れるくらいです。
6. マネキン人形が人に見える
日本と同じようなマネキン人形なのですが、米国人の中に米国人の顔をしたマネキンがいるとどうしてもそれが人に見えるのは私だけでしょうか?
7. 高級な酒だと思っていたものが実は安酒だったこと
日本で数千円なのが、こちらでは10ドルもしないのにはびっくり。
8. 発音
Threeと言ったのにSeveになってしまう。
シーフードサンドイッチと言ったのにチキンサラダになってしまう。
よっぽど私の発音が悪いのでしょうね。
9. タクシーに料金のメータが付いていない
初めて乗ったタクシーにメータが付いていなかったので、これはヤバイかなと思ったのですが、正当な料金(25ドル)だったため安心しました。
10. セブンイレブンでおにぎりを売っていない
当然のことですが、おのセブンイレブンの看板を見るとシーチキンのおにぎりを食べたくなる今日この頃です。
11. レストランのメニューに写真が載っていない
英語だけだとどんな料理がなのか全然分からず、出てきた料理を見て「あ、失敗した」と思ったことが何度かありました。でも、デニーズは日本と同じように(?)写真つきでした。
12. ハンバーガー
ステーキの焼き方を聞かれると言うのは知っていたが、ハンバーガーのときまで「焼き方はどうしますか?」と聞かれる。これまたびっくり!今度、「一生懸命焼いてください」と言ってみようかな。でも、「そんなこという人は今日であなたが5人目です」なんて言われたらどうしよう。
13. 日本の電化製品が多い
先月ラジカセを買おうと思い陳列棚の前で品定めしていたら、老紳士に「SonyとPanasonicはどちらがいいか」と聞かれて、「Oh, diffcult question」といって笑ってごまかした。
14. 普通のスーパーマーケットに日本食品を売っていた
豆腐(なぜか野菜コーナーに)、海苔、醤油、インスタントラーメン、カップラーメン、えのき、椎茸、もやし。
えのきを買ったところレジの女の子が何かしゃべって笑っていました。よっぽど不思議な食べ物に見えたのでしょうか?
15. 世界中どこでも使えるJCBカードが全く役に立たなかった
16. 散髪が10~15分で終わる
とにかく早い
17. 夜になるとやたらとUFOが飛んでいる
うそです。でも、アメリカに来るとUFOが飛んでいるのでじゃないかと思っているのは私だけでしょうか?どこからかテレビの見すぎと聞こえてきそうですが・・・。
<最後に>
大晦日に一年の垢を落とす意味で髭を剃りました。 Cathに"Good!"と言われたのにはちょっとショックでしたが、懲りずにまたいつか挑戦しようと思っています。でも、余程似合っていなかったのでしょうね。
1990/03/22
Bostonも漸く春めいてきました。新緑の季節がもうすぐそこだという心弾む思いと、すべての汚れを覆い隠す雪のBostonを楽しみたいという思いがあります。本当は、スキーができなくなって残念がっているだけですけど・・・。毎週スキーに行っていたせいか、初心者の私でも結構滑れるようになりました。これからはゴルフの季節ですかね。
仕事の方は、OSFのSnapshot1、Snapshot2がデリバリされ、だんだんと忙しくなってきました。仕事が忙しくなるにつれ、乱れてくるのが食生活ということが最近分かってきました。最近の夕食の献立は、「インスタントラーメンとビール」、「フライドチキン(電子レンジ用)とビール」、「フライドフィッシュ(電子レンジ用)とビール」といった感じで、カレーを作ると「カレーライスとビール」、「カレースパゲッティーとビール」、「カレーうどんとビール」になっていしまいます。(フタ)曰く「早く嫁さんもらいなさい」という結論に達してしまいました。
最近ワインが好きになってきた私ですが、(日本で飲んだことのあるワインとは比べ物にならないくらいおいしい) この前16ドルのワイン(今まで買ったことのあるワインは最高で13ドル)を買おうかどうしようか悩んでいる横で(倉本)は40ドル、30ドルのワインをあっさりと買っていました。この前、その40ドルのワインを一緒に飲んだのですが、結局私の40ドルの味は分かりませんでした。ワイン通になるにはまだまだのようです。
1990/04/23
Bostonにも漸く春が訪れ、暖かさが増してきました。日本のように桜満開という感じではありませんが、木々の芽が少しずつふくらみ始めたようです。時々道端に飛び出してくるリスを見かけると「あぁ、春んだんだなぁ」と思う今日この頃です。サマータイムに替わったせいもありますが、日没が7時過ぎとなりかなり日が長くなったような錯覚を受けてしまいそうです。昨年の夏こちらについた時は、仕事の方が暇だったので定時後ゴルフの打ちっぱなしにいけたのですが、最近は忙しくなり"day-light-saving"のありがたみは被っていません。
今日は税金の話について書いてみようと思います。日本にいたときは、税金についてほとんど関心がなかったので考えてみたこともなかったのですが、アメリカでは税金の手続きを自分でしなければいけないので大変でした。とは言っても、実際の書類は"Peat Marwick"というそれ専門の会社が代理で作成してくるので、我々の作業は"Peat Marwick"が書類の作成できるように構成された質問状に答えるだけと、あとは、作成された書類にサインをし、税金額を書いたチェック(小切手)と一緒に税務署に送るだけです。
アメリカの税金には連邦税と州税があります。それぞれ税率は15%と5.375%で、ちなみにマサチューセッツ州の消費税は5%です。外国人である我々は、連邦税法上の身分が「Resident Alien」と「Non-resident Alien」とあり税率が異なります。私の場合は、米国滞在日数が132日のため「Non-resident Alien」になりました。「Non-resident Alien」は米国源泉の所得のみに課税されます。
日本と少し違う点は、銀行利子の税金があります。日本だと銀行利子は源泉徴収されますが、米国の場合は源泉徴収されない代わりに、先ほどの書類に所得の一部として一年間の銀行利子額を記入しなければなりません。このため、銀行から毎月送って来る明細書には1月からの全利子額の合計が記入されています(ちなみに銀行の利子率は7.5%ぐらいです)。
前述した「大変でした」というのは、Moving expenses(日本から米国引越した費用:飛行機代、荷物運搬代、赴任手当て等)約9000ドルが所得に入っていたことです。連邦税の方は、控除対象として全額課税額から引かれていたのですが、州税の方は、控除されておらず約500ドルの税を支払わなければならないことになっていました。私が総務の人に「赴任費用に税金がかかり、自分で支払わなければならないのは納得がいかない。もし支払わなければならないなら、会社側が支払うべきではないか」と言った所「アメリカの税法はそういうもんだよ」とあっさり。それでも納得がいかず別の人に相談し、問題点としてオクラホマのHICOM本社に連絡を取ってもらいました。結局、Moving expensesは所得に入れないことになったのですが、Peat Marwickからの修正版を待っていてはの税期限に間に合わないのですぐに送付しなさいと総務の人に言われ税務署に送ったところ、翌日に修正版が Peat Marwickから来たではありませんか。
オクラホマの経理の人に「古いのを既に送ってしまったのですが、どうしましょうか」と電話をかけたらその第一答が「早まったことをしましたね」とあまりにも無下な答えに愕然としてしまいました。どうにか第3版の書類(払いすぎの額を取り戻すための書類)をPeat Marwickに作成してもらったのですが、その書類にもミスがあり結局私がホワイトで訂正することになりました。どうにか税期限には間に合いましたが、本当に色々あって大変でした。払いすぎの額が戻って来るか少し心配ですけど・・・。 ( 後日、無事戻ってきました。私よりひと月早く赴任した人は、滞在日数の関係でだめでした。)
<最後に>
先日、漸く車にカセットデッキをつけました。毎日「松田聖子」の曲をガンガンかけながらFree wayを飛ばして通勤しています。
新人が入ったら顔写真と自己紹介でも送ってください。
1990/05/23
先月まで細い枝を空いっぱいに伸ばしていた木々に漸く緑が蘇ってきました。花の季節は一瞬にして過ぎ去り、Bostonももう緑の季節です。暖かくなったり、寒くなったりの日々が続いており、時々アパートの部屋に暖房を入れることもあります。最近は、はっきりしない天気が多いようです。
先日スーパーでPansyの種を買い、芽が出てきたところです。2ヵ月後にはきれいな花を咲かせることでしょう。
今日は「ボストン日本人会会員名簿」に記載されている広告について書いてみます。日本にいる皆さんには関係ないと思いますが。 (毎月変わり映えのしない生活をしているので書くネタがないとううわさもありますが・・・。)
* 朝日新聞インターナショナル
「ふた味違うのでフシギごころもくもく グルメごころもくもく。・・・なくてはならない朝日新聞。」
HICAM/OSDでもとっており、時差を気にしなければその日のうちに日本の新聞が読めます。
* 全日空(ANA)
「世界品質 これが私たちのマーケティングです」
* 日本航空(JAL)
「今日も、ご一緒します。」
* 米国ヤマト運輸
「ボストン一の梱包技術・・・」
この前(倉本)がこれを使って壊れたパソコンを日本に送りました。 80ドルだったそうです。
* ROCKY NECK
魚屋さんだそうです。
* RECRUIT U.S.A., INC.
OSFの近くで、日本関係の図書館があるそうです。この前、Waltham(会社のある町の名前)の図書館に行ったのですが、そこにはなんとCDとかビデオの貸し出しもやっているのを見てびっくりしました。
* Bay Bank
「インターナショナル・バンキングはこちらでどうぞ」
HICAM/OSDの全員がこの銀行に口座を持っています。昨年、私がこの銀行に口座を開く時、係りの人がこの広告に載っている所に電話をしてくれました。そこにはなんと日本語が話せるスタッフがいたのです。数週間後、日本語で書かれたキャッシュディスペンサの使用説明書が送られてきました。
* GOEMON Japanese Noodle Restaurant
OSFの近くにあるレストランで、うどん、そば、ラーメンが食べられます。サラダがどんぶりで出てきたのには悲しかった。
* A&K Oriental Food Market
店主は韓国人ですが、日本食料品も売っており、時々利用しています。
* Kotobukiya/吉野屋
どちらも日本食料品店です。カレー、シチューのルー、うどん、そばなどを時々買っています。 (倉本)はここで必ずマンガ本を買って帰ります。
* NIKKEI
「気兼ねなく好きなときにゆっくりと情報キャッチ。」
* FIELD CORP/LEAHY REALTY/ボストン国際不動産/Century 21
日本語で話せる不動産屋さんです。
* ROKA/Cafe Sushi/Sakura-bana
未だ行ったとがない日本レストランです。基本的に日本料理は高い。
* レストラン サントリー
この前、鉄板焼きを食べました。なかなかの高級感を思わせる雰囲気があり一人50ドルでした。
* Gyuhama of Japan
しゃぶしゃぶの肉が厚かったのにはがっかり。
* TATSUKICHI
2階にカラオケがあり、味もまぁまぁ。
* TOKYO
「日本の味覚を季節と共に味わえる本格的レストラン」
時々昼飯に行っているレストランです。夕食にすき焼きを食べたら一人40ドルしました。
* 茶道裏千家 ボストン支部
「ご一緒にお茶を楽しみませんか。」
* JTB/ORIENTAL TOURS&TRAVEL/IACE TRAVEL
* Japan Budget Travel International, Inc./産経旅行
どちらも旅行会社で時々ダイレクトメールが送られてきます。そこのよく使われている言葉は「里帰り便」、「呼び寄せ便」です。
* FUJI U.S.A.
「楽しくのびのびと学んでください」
* TAKUMA BOSTON
「入ってから好きになる塾です。」
* 工房 紙や
* NEC Corporation
「Technology - the key to Our Continued Success」
<最後に>
読み返してみるとあまりにもつまらないことを書いてしまったと反省しいます。来月はもっとまともなことを書きます。
米国人のEngineering Directorが入り、これから米国人のEngineering Staffも増えてきそうで、英語を話す機会も増えてくるでしょう。私の英語では、まだまだで少しはうまくなって帰らないとアメリカにきた意味がない。 FS(機能仕様書)とか英語で書いており、Cathyにチェックしてもらっています。仕事をしながら英語の勉強ができるというのはやはりこちらにいる利点です。
1990/06/25
Bostonも夏らしくなり始め、日ざしが眩しく感じられるようになりました。確か日本では、この季節になると入道雲が空一面に広がるころだと思うのですが、こちらの空は秋口を思わせるような筋雲が、時々広がっています。やはり、北に位置するためでしょうか。
最近太り気味になったせいもありますが、運動不足を解消するために先週自転車を購入しました。
こちらの自転車人口は非常に多く、暖かくなり始めたと同時にあちらこちらで自転車に乗っている人を見かけるようになり、中には雨の中でも走っている人がいるくらいです。私が冬にスキーを買ったお店「Ski Market」は夏はどうしているのだろうと思い覗いてみると、やはり自転車を売っていました。それだけ、自転車の需要が大きいのでしょうね。
日本にいた頃は、自転車で三浦半島一周とか小田原まで走っていたのですが、約一年のブランクがあり、ちょっと走っただけでもすぐバテてしまいます。今のところの目標は、Cape Cod一周を挙げています。もちろん半島の根元までは、車で行くのですが。また、ヘルメットとかウェアも買って本格的にやってみようかとも考えています。車だと見過ごしてしまいそうな、ほんのちょっとした景色でも、自転車で走るとまた違った味わいがあるものです。たまたま、教会の前を自転車で通ったら結婚式の最中で、タキシードとウェディングドレスの新郎新婦が派手に飾った車に乗るところでした。アメリカの結婚式もなかなかいいもんだなぁと立ち止まってみているところを、たまたま自動車で通りかかった吉川さんに見つかってしまいました。
秋のBostonは非常に綺麗で、紅葉の中を走るのを今から楽しみにしています。
<最近戸惑った英語>
* 受付の女性(Ann)に"How is coming?"といわれて、「はて、どういう意味なんだろう?」と困った顔をしていると、"How are you?"と同じ意味だよって教えてくれました。なるほど、いろんな言い方があるんだぁ。
* 次の日、煙草を吸っているとGaryさんがやってきて"How is going?"。今度は「goingか」、うー困った、comingと一緒だろう、適当に答えとこう"Fine!"。後でAnnに「commingとgoingは同じ意味なのか」と尋ねた所答えは"No"でした。つまり、「仕事はうまくいっているか?」という意味だったみたいです。いやはや参った。
* この前飛行機の中で、スチュワーデスがやってきて、"Would you like something drink?"、「イエス、コフィ プリーズ」、"How would you like coffee?"、なんだ?たぶんミルクとか砂糖の事だろう、「ミルク プリーズ」。出てきたコーヒーはブラックでした。「クリーム」が正解だったみたいです。
早速、会社でCathyにどういう意味かと尋ねたら、やはり、「ブラックとか砂糖、クリームをどうするか」と言うことでした。 Cathyに「そのときなんて答えたの?」と聞かれて、「ミディアムレアと答えた」と言ったら、バカうけしてしまいました。
<最後に>
最近、Development meetingにGaryさんが加わり、前半のが英語になりました。一週間分の自分のステータス、問題点、それから来週の予定を報告するのですが、日ごろ日本語しか使っていないため、なかなか英語が出てこず苦労しています。
1990/07/25
Bostonは今夏真っ盛り、日中の気温は30度を超えることがあります。但し、日本のように寝苦しい熱帯夜はまだ経験したことはありません。先週の夕方、急に暗くなり雷と共に大雨が降りました。やはり、どこにでも夕立と言うのはあるのだなと莫迦な事を思ったのは私だけでしょうか。
中学の英語で「今何時ですか?」は、"What time is it now?"と習いましたが、別の言い方があるのにはびっくり(ただ、私だけが知らなかったのかもしれませんが)。昨日エレベータの中で、"What time do you have?"これは素直に返答することができましたが、半年くらい前に"Do you have a time?"と女性に尋ねられて、時間を聞いているのかな?、それとも・・・と返事に困っていると、その人の腕時計を指差すジェスチャーで漸く質問の意味が分かりました("a"があるとなしでは意味が違いますよね)。
<最近上手になったこと>
* テニス
先週の自転車購入に続いて、今度はテニスラケットとウェアを買い、ほとんど毎週テニスに興じています。 (小林)が私と吉川さんのコーチなのですが、まだ、試合をしても1ゲームも落としていないと自慢しています。
* アイロン掛け
洗濯は全自動の洗濯機と乾燥機があるので簡単なのですが、出来上がった洗濯物がしわだらけ。早速、アイロンを買ったのはいいのですが、最初のうちはしわが寄ってわりと大変でした。
* 車の運転
日本にいる時はいわゆる「ペーパドライバー」だったのですが、こちらではほとんど毎日運転しているためかかなり慣れてきました。日本に帰ったとき、右ハンドル、左側通行が怖いような気がします。
* 電子レンジのセット時間の予測
電子レンジって本当に便利ですね。学生時代自炊をしていたのですが、冷凍したカレーを解凍するのに一苦労しました。
* じゃがいも、にんじんの皮むき
これは単に、皮むき機を買っただけです。アメリカにもやっぱり探せばあるんですね。目にしみない玉ねぎを売っているともっと嬉しいのですが。
* 小銭の使い方
日本では、ちょっと油断していると1円玉がたまる様に、こちらでも1セントがすぐにたまってしまいます。5セント以上は自動販売機で使用できるのですが、1セントは使い道がありません。会社の下にある売店に150枚の1セント硬貨を持って煙草を買いに行ったのですが、いやな顔をされるかなと思ったら逆に笑われてしまいました。
* 英会話
と、言いたいところですがこれはまだまだですね。
<最後に>
米国人のエンジニアが5人になり、HICAM/OSDのエンジニアリンググループも活気付いてきました。これで、仕事さえ暇になってくれれば申し分ないのですが・・・。
1990/08/31
Bostonの夏はそろそろ終わるのじゃないかと言う気配がしてきました。なかなか訪れなかった春があっという間に過ぎたと思ったら、夏もいつの間にか過ぎ去ろうとしています。日本ではまだまだ暑い日が続いていることでしょう。
<今月戸惑ったこと>
* 空港でのこと。チェックインしようとしてカウンタの列に並ぼうとしていたら、係りの人がやってきて、"To? To?"と話しかけるのです。「初めは、なに言っているのだろうこの人」と思っていると、"Where are you going to?"の省略形だったんです。あまりにも省略しすぎだと思いませんか。
* 先週服を買いに行ってのこと。アメリカの服のサイズは大きいと何かの本で読んで知っていたのですが・・・。日本では、いつもLサイズの服を買っていたので、その店でLサイズの服を広げ、体に当ててみると何と私の2倍もの大きさではありませんか。それじゃ、Mかなと考えているところへ店員が来て、「そのMも大きいですよ」と。結局、私が買ったのはSよりも小さいXSサイズでした。別に、大きい人用のコーナーでもなかったと思うのですが。
<最後に>
Bostonに赴任して一年が経ちました。振り返ってみると本当に慌ただしかった一年でしたが、風邪もひかず何とか元気に暮らしています。初めての海外生活、右も左も分からない遠い異国の地で・・・、とやはり本音を言うと出発前は不安でしたが、今思うと英語がそれほどできなくても何とかなるものだなと変な自信がつきました。
先々週ニューヨークに遊びに行ったとき、日本食屋さんで焼き魚定食(鯵、味噌汁、焼き海苔、やっこ、たくわん)を食べました。久々に本物の日本料理を食べたと感動してしまいました。まず、Bostonではこのような料理は食べられないでしょう。雰囲気が似たものはあるのですが、アメリカ人相手のためか味は今ひとつです。
1990/09/21
Bostonはもう秋です。あちらこちらの木々の葉が、その色を変えようとしています。後半月もすればBostonで一番綺麗な紅葉の季節が楽しめるのですが、ただ、頭の中をよぎるのはこの後に控えるあの厳しい冬のことです。先週から何とアパートに暖房が入っているくらいです。
今月は車検(safety car inspection)について書きたいと思います。日本での車検は、車を持っていなかったのでよく分からないのですが、こちらでは至って簡単だということがよく分かると思います。
まず、この車検は一年に一回実施することが義務付けられています。私の車も購入してから一年経つため、この車検を受けなければなりませんでした。毎年車検を受ける割には、片目のライトとかテイルランプが壊れている車をよく見かけるのはどうしてでしょうね。あんな車でよく走れるなと思っているのは、私だけではないはずです。
この車検は、車に貼ってあるステッカーと同じマークの看板のあるガソリンスタンドおよび整備工場でならどこでも受けることができ、もちろん予約も要りません。私の場合、会社の近くのガソリンスタンドに昼休みを利用していきました。
「すみません、車検を受けたいのですが」と尋ねると、「それじゃ、その辺を20分くらい走ってきてください」。人から話を聞いていて知っていたのですが、これは排気ガスの検査を正確にするために必要なことらしいです。面倒くさいから、もう走って来たと言おうかと思ったのですが、検査が悪く出るとまずいのでとりあえず走ってくることにしました。20分後「I'm all set.」、車を車庫に入れて車検の開始です。エンジンを止めて車から出ようとすると、「エンジンはそのまま、窓を開けて、そこに座ってなさい。」どうするのだろうと思っていると、「15ドル、それと自動車登録証を見せてくれ。」車検が何と15ドル、安いもんですね。その後はもう簡単、排気口に何か取り付けて排気ガスの検査、その間にヘッドライト、ハイビーム、ウインカー、ブレイキランプ、ワイパーの動作確認、ただバックランプの確認をしなかったのは不思議でした。ステッカーを張り替えて、10分足らずの車検は終了しました。本当にこれだけの検査でよいのだろうか・・・。
<最後に>
ゴールデンウィークもなく、夏休みもなかった我々ですが、来週から10連休のバケーションをとって、サンフランシスコ、ロスアンジェルス、ラスベガス(グランドキャニオン)に遊びに行ってきます。
1990/10/26
<ビール記念日>
「おなかが出てきたね」と君が言ったから八月二十二日はビール記念日
今回は、ちょっと趣向を凝らして縦書き(HTMLではちょっと面倒なので、そのまま横書きです)にしてみました。右(上)の歌はもう三年前になりますが、(倉本)がISCに出張していたときに日本からのメッセージとして送ったものです。お分かりのようにこの歌は、俵 万智のベストセラー「サラダ記念日」の中の歌
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
をもじったものです。
先月サンフランシスコの本屋でこの本を見つけ、思わず懐かしくなりまた買ってしまいました。
【卵二つ真剣勝負で茹でているネーブルにおう日曜の朝】
ロブスター真剣勝負で茹でているまだかまだかとボストンの夜
こちらではポンドあたり6~7ドルなのですが、メーン州まで足を延ばすと2~3ドルでライブロブスターが買えます。ちなみにメーン州の車のナンバープレートには、このロブスターの絵が描いてあります。
【万智ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて神奈川県立橋本高校】
地下鉄をTと呼ぶボストンの人なぜか懐かしヨコハマのT
地下鉄の入り口は、このTのマークが目印です。ニューヨークとは違い治安もそれほど悪くはなく安心して乗れます。ただ、注意しなくてはいけないのは、上りと下りの入り口が違うことぐらいですかね。
【なつかしい町となるらん西安(シーアン)に今日で二度目の洗濯をする】
なつかしい町となるらんボストンで今年二度目の冬をむかえん
スキーがいっぱいできていいね、と日本の人たちは思っているかもしれませんが、出勤前の車からの雪下ろし、雪の中の運転など非常に厳しいものがあります。でもスキーはいっぱいできます。
【日本を離れて七日セ・リーグの首位争いがひょいと気になる】
日本を離れて一年セ・リーグの首位争いよりもボストン・レッド・ソックス
レッド・ソックスもなかなかいいところまではいったのですが、プレイオフで負けてしまいました。このプレイオフの時、こちらのエンジニアの人が会社にテレビを持ってきて応援していたのにはびっくりしました。
【「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ】
「むなしいです」と話しかければ「名言だ」と答える人のいるあたたかさ
「むなしいです事件」を知っている人は、もう少なくなりました。私が入社した年のことです。
【「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの】
「俺は男だ」なんて大ナマ5ハイ半で吐いてしまっていいの
これももう四年ぐらい前の話です。伊勢崎はオデオンのビアガーデン、二時間飲み放題で大生5杯半飲んだのまではよかったのですが・・・。私も若かったのですね。今年の日本は暑かったから、さぞかしビールが美味しかったことでしょう。
【今日は風呂が休みだったというようなことを話していたい毎日】
もうバグがなくなったというようなことを話してみたい試送日
HI-OSF/Mの試送日にはこうありたい。
【思い出の一つのようでそのままにしておく麦わら帽子のへこみ】
思い出の一つのようでそのままにしておく/tmpのファイル
こういう人がいるから、ファイルシステムがパンクするんだよ。
【愛人でいいのとうたう歌手がいていってくれるじゃないのと思う】
踊るポンポコリンをうたう歌手がいて日本にも変なのがいるなと思う
そんなに流行っているのですか?
【君の香の残るジャケットそっと着てジェームス・ディーンのポーズしてみる】
君の香の残るスカートそっと着てマリリン・モンローのポーズしてみる
いや、失礼! 想像してはいけません。
【青春と言う字を書いて横線の多いことのみなぜか気になる】
朱夏と言う字を書いて自分の年がなぜか気になる
【30までブラブラするよ」という君の如何なる風景なのか私は】
「30までブラブラするよ」といった吾はこのボストンで朱夏をむかえる
赴任先の会社との契約上、仕事の内容を書くことができなかったので「生活月間報告書」という題にして身の回りのことを書いた、ちょっと面白いレポートになっています。
ほとんど自分の思い出のようなのもなので、他の人が読んでもあまり面白くないかも知れません。
緑字は、このページ作成時に入れた注釈です。
- 1989/11/29 ラスベガスと西海岸
- 1989/12/20 カードがいっぱい
- 1990/02/22 アメリカ新発見 Part I
- 1990/03/22 食生活とワイン
- 1990/04/23 税金奮闘記
- 1990/05/23 日本の広告
- 1990/06/25 戸惑った英語
- 1990/07/25 最近上手になったこと
- 1990/08/31 今月戸惑ったこと
- 1990/09/21 アメリカの車検
- 1990/10/26 ビール記念日
1989/11/29
11月も終わりに来ると「Bostonは本当に寒いのだな」と実感させられます。この前まであんなに紅葉がきれいだったのに、今は見る影もなく、それにましてThanksgiving Dayに大雪が降ったのにはびっくりしました。これから車の運転が心配ですが、スキーも本格的にできそうなので楽しさも半分です。
1. COMDEX/Fall'89、HAL-SK訪問
COMDEX 11/14 - 11/17 Las Vegas
日本のデータショーやビジネスショーと同じだと聞いて行ったのですが、想像以上に広かったというのが第一印象です。ただ、日本のようにけばけばしさは感じられず、見学者のほとんどがビジネススーツ姿の人が多かったようです。日本企業もかなり多く出展しており、それなりに広いブースも構えているのを見ると、改めて日本もがんばっているんだなと感じさせられました。全体的にハードウェア関係が多かったようです。 AT&TのSystemV Rel4.0やIBMのOSF/Motifの展示もありましたがあまりぱっとしなかったようです。
HAL-SK 11/17 - 11/19 San Francisco
見識を広めるためという名目でSan FranciscoのHAL-SKを訪問し、松下課長と色々と話をしてきました。我々の存在とOSFについてはご存知でしたが、実際に我々が何をやるか(MシリーズにOSF/1を移植する)はご存知ではなかったみたいです。
2. 今回の出張について
一応公務ということで会社の費用でLas Vegas、San Franciscoと行ったのですが、COMDEXを除くとほとんどが観光のようなものでした(こんなこと書いていいのかな)。私にとってはじめての米国内出張だったのですが、飛行機で3時間も飛んだのに、まだアメリカの半分しか行っておらず、改めてアメリカの広大さを感じさせられました。出発前は、多少の不安と3人いればどうにかなるだろうという気持ちで、どうにかBostonまで帰ってこれたのでよかったのですが、Los Angelesdで飛行機がエンジントラブルで引き返したときは、一時はどうなるかと心配してしまいました。
Bostonとは裏腹に、Las Vegasの夜の華やかさ、San Fransiscoの西海岸特有の陽気さがとても印象的で、今回の出張はいい経験ができたと思います。
1989/12/20
先々月買ったamaryllisの鉢植えがようやくつぼみを膨らまし、もうすぐ真っ赤な花を咲かせようとしています。でもスーパーマーケットで買った安物だったせいかちょっと変なんですよね。普通は、葉の間から茎が出るのに、わたしのはこんな風になっておりちょっとみっともないamaryllisになってしまいました。
今回は私のサイフの中のカード類について書いてみます。こちらに着てから何か知らないけどやたらとカードが多くなったように感じます。
これが事件簿(吉川さんが書いていたような・・・)に登場した銀行のキャッシュカードです。普通の人は1週間ぐらいで手に入るのですが私の場合は1ヶ月もかかってしまいました。
これは、American Automobile Association(AAA)のメンバーズカードです。日本のJAFのように車が故障したときに助けに来てくれるそうです。また、このAAAでは地図を只でくれるので、ニューヨーク、フロリダなどの地図をいっぱいもらってきました。
これは、日本で言う保険証みたいなもので、病院代が安くなるそうです。また、このカードとクレジットカードを持っていれば、急患のときでも大丈夫だそうです。
会社の駐車場に入るときのカードとオフィスや計算機室に入るときのカードです。
これは、アメリカでも滅多にお目にかかることのない1ドル硬貨です(50セント硬貨はまだ見たことがありません)。これはどうやって手に入れたかというと先月サンフランシスコに行ったとき、ケーブルカーに乗ったのですが、そのときのチケットの自動販売機のおつりがこの硬貨でした。旅行のパンフレットに"1ドル硬貨を手に入れる方法"と書いてあったので早速試してみました。
<最後に>
私の方は風邪もひかずに元気に仕事をしています。月報には仕事の話がかけないのはそういう決まりになっているからです。遊んでばかりいるとは思わないでください。それにしても、この前のスキーは面白かった・・・。んっ!
1990/02/22
Bostonの天候は気まぐれです。寒い寒いと思っていたら急に暖かくなるし、大雪が降ったかと思うと次のには雨になったりします。先週のある晩みぞれが降りいやな天気だなぁと思っていたら案の定とんでもないことが起こりました。なんと、外に駐車している車全体が1cmぐらいある氷に覆われているではありませんか。丁寧にラジオのアンテナまでびっしり凍っていました。エンジンをかけようにも初めは鍵が鍵穴に入らない、ドアが開かない、とすったもんだしたうえ、30分以上もかけて氷を落とし、ようやく出社することができました。
今回の月報は、「アメリカ新発見 Part I(Part IIがあるかはわからない)」と題し、一人の日本から見たU.S.Aをエピソードを交えながら語りたいと思います。
1. 車
右側通行なのは前から知っていたのですが、慣れるのにはちょっと時間がかかりました。スーパーの駐車場で対向車が来たため思わず左に避けたため、対向車のドライバにびっくりされたことがあります。
赤信号でも右折ができる。
車の免許があまりにも簡単に取れる。
2. トイレ
下のほうが開いている。このため使用中か空きかの表示がドアについていない。
3. クレジットカードを使用したとき、Zip Code(郵便番号)を聞かれた
普通は電話番号(時にはIDが必要)を書くだけでよいのですが、"Zip Codeは?"と聞かれてびっくりしてしまいました。
4. クリスマスがやたらと派手で正月過ぎても続く
日本だと25日を過ぎると正月の準備に入るのに、アメリカは正月過ぎてもクリスマスツリーが飾ってあります。お国柄の違いって面白いですね。
5. 駐車場がやたらと広いのにいつも込んでいる
とにかく広く、自分の車をどこに駐車したか忘れるくらいです。
6. マネキン人形が人に見える
日本と同じようなマネキン人形なのですが、米国人の中に米国人の顔をしたマネキンがいるとどうしてもそれが人に見えるのは私だけでしょうか?
7. 高級な酒だと思っていたものが実は安酒だったこと
日本で数千円なのが、こちらでは10ドルもしないのにはびっくり。
8. 発音
Threeと言ったのにSeveになってしまう。
シーフードサンドイッチと言ったのにチキンサラダになってしまう。
よっぽど私の発音が悪いのでしょうね。
9. タクシーに料金のメータが付いていない
初めて乗ったタクシーにメータが付いていなかったので、これはヤバイかなと思ったのですが、正当な料金(25ドル)だったため安心しました。
10. セブンイレブンでおにぎりを売っていない
当然のことですが、おのセブンイレブンの看板を見るとシーチキンのおにぎりを食べたくなる今日この頃です。
11. レストランのメニューに写真が載っていない
英語だけだとどんな料理がなのか全然分からず、出てきた料理を見て「あ、失敗した」と思ったことが何度かありました。でも、デニーズは日本と同じように(?)写真つきでした。
12. ハンバーガー
ステーキの焼き方を聞かれると言うのは知っていたが、ハンバーガーのときまで「焼き方はどうしますか?」と聞かれる。これまたびっくり!今度、「一生懸命焼いてください」と言ってみようかな。でも、「そんなこという人は今日であなたが5人目です」なんて言われたらどうしよう。
13. 日本の電化製品が多い
先月ラジカセを買おうと思い陳列棚の前で品定めしていたら、老紳士に「SonyとPanasonicはどちらがいいか」と聞かれて、「Oh, diffcult question」といって笑ってごまかした。
14. 普通のスーパーマーケットに日本食品を売っていた
豆腐(なぜか野菜コーナーに)、海苔、醤油、インスタントラーメン、カップラーメン、えのき、椎茸、もやし。
えのきを買ったところレジの女の子が何かしゃべって笑っていました。よっぽど不思議な食べ物に見えたのでしょうか?
15. 世界中どこでも使えるJCBカードが全く役に立たなかった
16. 散髪が10~15分で終わる
とにかく早い
17. 夜になるとやたらとUFOが飛んでいる
うそです。でも、アメリカに来るとUFOが飛んでいるのでじゃないかと思っているのは私だけでしょうか?どこからかテレビの見すぎと聞こえてきそうですが・・・。
<最後に>
大晦日に一年の垢を落とす意味で髭を剃りました。 Cathに"Good!"と言われたのにはちょっとショックでしたが、懲りずにまたいつか挑戦しようと思っています。でも、余程似合っていなかったのでしょうね。
1990/03/22
Bostonも漸く春めいてきました。新緑の季節がもうすぐそこだという心弾む思いと、すべての汚れを覆い隠す雪のBostonを楽しみたいという思いがあります。本当は、スキーができなくなって残念がっているだけですけど・・・。毎週スキーに行っていたせいか、初心者の私でも結構滑れるようになりました。これからはゴルフの季節ですかね。
仕事の方は、OSFのSnapshot1、Snapshot2がデリバリされ、だんだんと忙しくなってきました。仕事が忙しくなるにつれ、乱れてくるのが食生活ということが最近分かってきました。最近の夕食の献立は、「インスタントラーメンとビール」、「フライドチキン(電子レンジ用)とビール」、「フライドフィッシュ(電子レンジ用)とビール」といった感じで、カレーを作ると「カレーライスとビール」、「カレースパゲッティーとビール」、「カレーうどんとビール」になっていしまいます。(フタ)曰く「早く嫁さんもらいなさい」という結論に達してしまいました。
最近ワインが好きになってきた私ですが、(日本で飲んだことのあるワインとは比べ物にならないくらいおいしい) この前16ドルのワイン(今まで買ったことのあるワインは最高で13ドル)を買おうかどうしようか悩んでいる横で(倉本)は40ドル、30ドルのワインをあっさりと買っていました。この前、その40ドルのワインを一緒に飲んだのですが、結局私の40ドルの味は分かりませんでした。ワイン通になるにはまだまだのようです。
1990/04/23
Bostonにも漸く春が訪れ、暖かさが増してきました。日本のように桜満開という感じではありませんが、木々の芽が少しずつふくらみ始めたようです。時々道端に飛び出してくるリスを見かけると「あぁ、春んだんだなぁ」と思う今日この頃です。サマータイムに替わったせいもありますが、日没が7時過ぎとなりかなり日が長くなったような錯覚を受けてしまいそうです。昨年の夏こちらについた時は、仕事の方が暇だったので定時後ゴルフの打ちっぱなしにいけたのですが、最近は忙しくなり"day-light-saving"のありがたみは被っていません。
今日は税金の話について書いてみようと思います。日本にいたときは、税金についてほとんど関心がなかったので考えてみたこともなかったのですが、アメリカでは税金の手続きを自分でしなければいけないので大変でした。とは言っても、実際の書類は"Peat Marwick"というそれ専門の会社が代理で作成してくるので、我々の作業は"Peat Marwick"が書類の作成できるように構成された質問状に答えるだけと、あとは、作成された書類にサインをし、税金額を書いたチェック(小切手)と一緒に税務署に送るだけです。
アメリカの税金には連邦税と州税があります。それぞれ税率は15%と5.375%で、ちなみにマサチューセッツ州の消費税は5%です。外国人である我々は、連邦税法上の身分が「Resident Alien」と「Non-resident Alien」とあり税率が異なります。私の場合は、米国滞在日数が132日のため「Non-resident Alien」になりました。「Non-resident Alien」は米国源泉の所得のみに課税されます。
日本と少し違う点は、銀行利子の税金があります。日本だと銀行利子は源泉徴収されますが、米国の場合は源泉徴収されない代わりに、先ほどの書類に所得の一部として一年間の銀行利子額を記入しなければなりません。このため、銀行から毎月送って来る明細書には1月からの全利子額の合計が記入されています(ちなみに銀行の利子率は7.5%ぐらいです)。
前述した「大変でした」というのは、Moving expenses(日本から米国引越した費用:飛行機代、荷物運搬代、赴任手当て等)約9000ドルが所得に入っていたことです。連邦税の方は、控除対象として全額課税額から引かれていたのですが、州税の方は、控除されておらず約500ドルの税を支払わなければならないことになっていました。私が総務の人に「赴任費用に税金がかかり、自分で支払わなければならないのは納得がいかない。もし支払わなければならないなら、会社側が支払うべきではないか」と言った所「アメリカの税法はそういうもんだよ」とあっさり。それでも納得がいかず別の人に相談し、問題点としてオクラホマのHICOM本社に連絡を取ってもらいました。結局、Moving expensesは所得に入れないことになったのですが、Peat Marwickからの修正版を待っていてはの税期限に間に合わないのですぐに送付しなさいと総務の人に言われ税務署に送ったところ、翌日に修正版が Peat Marwickから来たではありませんか。
オクラホマの経理の人に「古いのを既に送ってしまったのですが、どうしましょうか」と電話をかけたらその第一答が「早まったことをしましたね」とあまりにも無下な答えに愕然としてしまいました。どうにか第3版の書類(払いすぎの額を取り戻すための書類)をPeat Marwickに作成してもらったのですが、その書類にもミスがあり結局私がホワイトで訂正することになりました。どうにか税期限には間に合いましたが、本当に色々あって大変でした。払いすぎの額が戻って来るか少し心配ですけど・・・。 ( 後日、無事戻ってきました。私よりひと月早く赴任した人は、滞在日数の関係でだめでした。)
<最後に>
先日、漸く車にカセットデッキをつけました。毎日「松田聖子」の曲をガンガンかけながらFree wayを飛ばして通勤しています。
新人が入ったら顔写真と自己紹介でも送ってください。
1990/05/23
先月まで細い枝を空いっぱいに伸ばしていた木々に漸く緑が蘇ってきました。花の季節は一瞬にして過ぎ去り、Bostonももう緑の季節です。暖かくなったり、寒くなったりの日々が続いており、時々アパートの部屋に暖房を入れることもあります。最近は、はっきりしない天気が多いようです。
先日スーパーでPansyの種を買い、芽が出てきたところです。2ヵ月後にはきれいな花を咲かせることでしょう。
今日は「ボストン日本人会会員名簿」に記載されている広告について書いてみます。日本にいる皆さんには関係ないと思いますが。 (毎月変わり映えのしない生活をしているので書くネタがないとううわさもありますが・・・。)
* 朝日新聞インターナショナル
「ふた味違うのでフシギごころもくもく グルメごころもくもく。・・・なくてはならない朝日新聞。」
HICAM/OSDでもとっており、時差を気にしなければその日のうちに日本の新聞が読めます。
* 全日空(ANA)
「世界品質 これが私たちのマーケティングです」
* 日本航空(JAL)
「今日も、ご一緒します。」
* 米国ヤマト運輸
「ボストン一の梱包技術・・・」
この前(倉本)がこれを使って壊れたパソコンを日本に送りました。 80ドルだったそうです。
* ROCKY NECK
魚屋さんだそうです。
* RECRUIT U.S.A., INC.
OSFの近くで、日本関係の図書館があるそうです。この前、Waltham(会社のある町の名前)の図書館に行ったのですが、そこにはなんとCDとかビデオの貸し出しもやっているのを見てびっくりしました。
* Bay Bank
「インターナショナル・バンキングはこちらでどうぞ」
HICAM/OSDの全員がこの銀行に口座を持っています。昨年、私がこの銀行に口座を開く時、係りの人がこの広告に載っている所に電話をしてくれました。そこにはなんと日本語が話せるスタッフがいたのです。数週間後、日本語で書かれたキャッシュディスペンサの使用説明書が送られてきました。
* GOEMON Japanese Noodle Restaurant
OSFの近くにあるレストランで、うどん、そば、ラーメンが食べられます。サラダがどんぶりで出てきたのには悲しかった。
* A&K Oriental Food Market
店主は韓国人ですが、日本食料品も売っており、時々利用しています。
* Kotobukiya/吉野屋
どちらも日本食料品店です。カレー、シチューのルー、うどん、そばなどを時々買っています。 (倉本)はここで必ずマンガ本を買って帰ります。
* NIKKEI
「気兼ねなく好きなときにゆっくりと情報キャッチ。」
* FIELD CORP/LEAHY REALTY/ボストン国際不動産/Century 21
日本語で話せる不動産屋さんです。
* ROKA/Cafe Sushi/Sakura-bana
未だ行ったとがない日本レストランです。基本的に日本料理は高い。
* レストラン サントリー
この前、鉄板焼きを食べました。なかなかの高級感を思わせる雰囲気があり一人50ドルでした。
* Gyuhama of Japan
しゃぶしゃぶの肉が厚かったのにはがっかり。
* TATSUKICHI
2階にカラオケがあり、味もまぁまぁ。
* TOKYO
「日本の味覚を季節と共に味わえる本格的レストラン」
時々昼飯に行っているレストランです。夕食にすき焼きを食べたら一人40ドルしました。
* 茶道裏千家 ボストン支部
「ご一緒にお茶を楽しみませんか。」
* JTB/ORIENTAL TOURS&TRAVEL/IACE TRAVEL
* Japan Budget Travel International, Inc./産経旅行
どちらも旅行会社で時々ダイレクトメールが送られてきます。そこのよく使われている言葉は「里帰り便」、「呼び寄せ便」です。
* FUJI U.S.A.
「楽しくのびのびと学んでください」
* TAKUMA BOSTON
「入ってから好きになる塾です。」
* 工房 紙や
* NEC Corporation
「Technology - the key to Our Continued Success」
<最後に>
読み返してみるとあまりにもつまらないことを書いてしまったと反省しいます。来月はもっとまともなことを書きます。
米国人のEngineering Directorが入り、これから米国人のEngineering Staffも増えてきそうで、英語を話す機会も増えてくるでしょう。私の英語では、まだまだで少しはうまくなって帰らないとアメリカにきた意味がない。 FS(機能仕様書)とか英語で書いており、Cathyにチェックしてもらっています。仕事をしながら英語の勉強ができるというのはやはりこちらにいる利点です。
1990/06/25
Bostonも夏らしくなり始め、日ざしが眩しく感じられるようになりました。確か日本では、この季節になると入道雲が空一面に広がるころだと思うのですが、こちらの空は秋口を思わせるような筋雲が、時々広がっています。やはり、北に位置するためでしょうか。
最近太り気味になったせいもありますが、運動不足を解消するために先週自転車を購入しました。
日本にいた頃は、自転車で三浦半島一周とか小田原まで走っていたのですが、約一年のブランクがあり、ちょっと走っただけでもすぐバテてしまいます。今のところの目標は、Cape Cod一周を挙げています。もちろん半島の根元までは、車で行くのですが。また、ヘルメットとかウェアも買って本格的にやってみようかとも考えています。車だと見過ごしてしまいそうな、ほんのちょっとした景色でも、自転車で走るとまた違った味わいがあるものです。たまたま、教会の前を自転車で通ったら結婚式の最中で、タキシードとウェディングドレスの新郎新婦が派手に飾った車に乗るところでした。アメリカの結婚式もなかなかいいもんだなぁと立ち止まってみているところを、たまたま自動車で通りかかった吉川さんに見つかってしまいました。
秋のBostonは非常に綺麗で、紅葉の中を走るのを今から楽しみにしています。
<最近戸惑った英語>
* 受付の女性(Ann)に"How is coming?"といわれて、「はて、どういう意味なんだろう?」と困った顔をしていると、"How are you?"と同じ意味だよって教えてくれました。なるほど、いろんな言い方があるんだぁ。
* 次の日、煙草を吸っているとGaryさんがやってきて"How is going?"。今度は「goingか」、うー困った、comingと一緒だろう、適当に答えとこう"Fine!"。後でAnnに「commingとgoingは同じ意味なのか」と尋ねた所答えは"No"でした。つまり、「仕事はうまくいっているか?」という意味だったみたいです。いやはや参った。
* この前飛行機の中で、スチュワーデスがやってきて、"Would you like something drink?"、「イエス、コフィ プリーズ」、"How would you like coffee?"、なんだ?たぶんミルクとか砂糖の事だろう、「ミルク プリーズ」。出てきたコーヒーはブラックでした。「クリーム」が正解だったみたいです。
早速、会社でCathyにどういう意味かと尋ねたら、やはり、「ブラックとか砂糖、クリームをどうするか」と言うことでした。 Cathyに「そのときなんて答えたの?」と聞かれて、「ミディアムレアと答えた」と言ったら、バカうけしてしまいました。
<最後に>
最近、Development meetingにGaryさんが加わり、前半のが英語になりました。一週間分の自分のステータス、問題点、それから来週の予定を報告するのですが、日ごろ日本語しか使っていないため、なかなか英語が出てこず苦労しています。
1990/07/25
Bostonは今夏真っ盛り、日中の気温は30度を超えることがあります。但し、日本のように寝苦しい熱帯夜はまだ経験したことはありません。先週の夕方、急に暗くなり雷と共に大雨が降りました。やはり、どこにでも夕立と言うのはあるのだなと莫迦な事を思ったのは私だけでしょうか。
中学の英語で「今何時ですか?」は、"What time is it now?"と習いましたが、別の言い方があるのにはびっくり(ただ、私だけが知らなかったのかもしれませんが)。昨日エレベータの中で、"What time do you have?"これは素直に返答することができましたが、半年くらい前に"Do you have a time?"と女性に尋ねられて、時間を聞いているのかな?、それとも・・・と返事に困っていると、その人の腕時計を指差すジェスチャーで漸く質問の意味が分かりました("a"があるとなしでは意味が違いますよね)。
<最近上手になったこと>
* テニス
先週の自転車購入に続いて、今度はテニスラケットとウェアを買い、ほとんど毎週テニスに興じています。 (小林)が私と吉川さんのコーチなのですが、まだ、試合をしても1ゲームも落としていないと自慢しています。
* アイロン掛け
洗濯は全自動の洗濯機と乾燥機があるので簡単なのですが、出来上がった洗濯物がしわだらけ。早速、アイロンを買ったのはいいのですが、最初のうちはしわが寄ってわりと大変でした。
* 車の運転
日本にいる時はいわゆる「ペーパドライバー」だったのですが、こちらではほとんど毎日運転しているためかかなり慣れてきました。日本に帰ったとき、右ハンドル、左側通行が怖いような気がします。
* 電子レンジのセット時間の予測
電子レンジって本当に便利ですね。学生時代自炊をしていたのですが、冷凍したカレーを解凍するのに一苦労しました。
* じゃがいも、にんじんの皮むき
これは単に、皮むき機を買っただけです。アメリカにもやっぱり探せばあるんですね。目にしみない玉ねぎを売っているともっと嬉しいのですが。
* 小銭の使い方
日本では、ちょっと油断していると1円玉がたまる様に、こちらでも1セントがすぐにたまってしまいます。5セント以上は自動販売機で使用できるのですが、1セントは使い道がありません。会社の下にある売店に150枚の1セント硬貨を持って煙草を買いに行ったのですが、いやな顔をされるかなと思ったら逆に笑われてしまいました。
* 英会話
と、言いたいところですがこれはまだまだですね。
<最後に>
米国人のエンジニアが5人になり、HICAM/OSDのエンジニアリンググループも活気付いてきました。これで、仕事さえ暇になってくれれば申し分ないのですが・・・。
1990/08/31
Bostonの夏はそろそろ終わるのじゃないかと言う気配がしてきました。なかなか訪れなかった春があっという間に過ぎたと思ったら、夏もいつの間にか過ぎ去ろうとしています。日本ではまだまだ暑い日が続いていることでしょう。
残暑お見舞い申し上げます
<今月戸惑ったこと>
* 空港でのこと。チェックインしようとしてカウンタの列に並ぼうとしていたら、係りの人がやってきて、"To? To?"と話しかけるのです。「初めは、なに言っているのだろうこの人」と思っていると、"Where are you going to?"の省略形だったんです。あまりにも省略しすぎだと思いませんか。
* 先週服を買いに行ってのこと。アメリカの服のサイズは大きいと何かの本で読んで知っていたのですが・・・。日本では、いつもLサイズの服を買っていたので、その店でLサイズの服を広げ、体に当ててみると何と私の2倍もの大きさではありませんか。それじゃ、Mかなと考えているところへ店員が来て、「そのMも大きいですよ」と。結局、私が買ったのはSよりも小さいXSサイズでした。別に、大きい人用のコーナーでもなかったと思うのですが。
<最後に>
Bostonに赴任して一年が経ちました。振り返ってみると本当に慌ただしかった一年でしたが、風邪もひかず何とか元気に暮らしています。初めての海外生活、右も左も分からない遠い異国の地で・・・、とやはり本音を言うと出発前は不安でしたが、今思うと英語がそれほどできなくても何とかなるものだなと変な自信がつきました。
先々週ニューヨークに遊びに行ったとき、日本食屋さんで焼き魚定食(鯵、味噌汁、焼き海苔、やっこ、たくわん)を食べました。久々に本物の日本料理を食べたと感動してしまいました。まず、Bostonではこのような料理は食べられないでしょう。雰囲気が似たものはあるのですが、アメリカ人相手のためか味は今ひとつです。
1990/09/21
Bostonはもう秋です。あちらこちらの木々の葉が、その色を変えようとしています。後半月もすればBostonで一番綺麗な紅葉の季節が楽しめるのですが、ただ、頭の中をよぎるのはこの後に控えるあの厳しい冬のことです。先週から何とアパートに暖房が入っているくらいです。
今月は車検(safety car inspection)について書きたいと思います。日本での車検は、車を持っていなかったのでよく分からないのですが、こちらでは至って簡単だということがよく分かると思います。
まず、この車検は一年に一回実施することが義務付けられています。私の車も購入してから一年経つため、この車検を受けなければなりませんでした。毎年車検を受ける割には、片目のライトとかテイルランプが壊れている車をよく見かけるのはどうしてでしょうね。あんな車でよく走れるなと思っているのは、私だけではないはずです。
この車検は、車に貼ってあるステッカーと同じマークの看板のあるガソリンスタンドおよび整備工場でならどこでも受けることができ、もちろん予約も要りません。私の場合、会社の近くのガソリンスタンドに昼休みを利用していきました。
「すみません、車検を受けたいのですが」と尋ねると、「それじゃ、その辺を20分くらい走ってきてください」。人から話を聞いていて知っていたのですが、これは排気ガスの検査を正確にするために必要なことらしいです。面倒くさいから、もう走って来たと言おうかと思ったのですが、検査が悪く出るとまずいのでとりあえず走ってくることにしました。20分後「I'm all set.」、車を車庫に入れて車検の開始です。エンジンを止めて車から出ようとすると、「エンジンはそのまま、窓を開けて、そこに座ってなさい。」どうするのだろうと思っていると、「15ドル、それと自動車登録証を見せてくれ。」車検が何と15ドル、安いもんですね。その後はもう簡単、排気口に何か取り付けて排気ガスの検査、その間にヘッドライト、ハイビーム、ウインカー、ブレイキランプ、ワイパーの動作確認、ただバックランプの確認をしなかったのは不思議でした。ステッカーを張り替えて、10分足らずの車検は終了しました。本当にこれだけの検査でよいのだろうか・・・。
<最後に>
ゴールデンウィークもなく、夏休みもなかった我々ですが、来週から10連休のバケーションをとって、サンフランシスコ、ロスアンジェルス、ラスベガス(グランドキャニオン)に遊びに行ってきます。
1990/10/26
<ビール記念日>
「おなかが出てきたね」と君が言ったから八月二十二日はビール記念日
今回は、ちょっと趣向を凝らして縦書き(HTMLではちょっと面倒なので、そのまま横書きです)にしてみました。右(上)の歌はもう三年前になりますが、(倉本)がISCに出張していたときに日本からのメッセージとして送ったものです。お分かりのようにこの歌は、俵 万智のベストセラー「サラダ記念日」の中の歌
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
をもじったものです。
先月サンフランシスコの本屋でこの本を見つけ、思わず懐かしくなりまた買ってしまいました。
【卵二つ真剣勝負で茹でているネーブルにおう日曜の朝】
ロブスター真剣勝負で茹でているまだかまだかとボストンの夜
こちらではポンドあたり6~7ドルなのですが、メーン州まで足を延ばすと2~3ドルでライブロブスターが買えます。ちなみにメーン州の車のナンバープレートには、このロブスターの絵が描いてあります。
【万智ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて神奈川県立橋本高校】
地下鉄をTと呼ぶボストンの人なぜか懐かしヨコハマのT
地下鉄の入り口は、このTのマークが目印です。ニューヨークとは違い治安もそれほど悪くはなく安心して乗れます。ただ、注意しなくてはいけないのは、上りと下りの入り口が違うことぐらいですかね。
【なつかしい町となるらん西安(シーアン)に今日で二度目の洗濯をする】
なつかしい町となるらんボストンで今年二度目の冬をむかえん
スキーがいっぱいできていいね、と日本の人たちは思っているかもしれませんが、出勤前の車からの雪下ろし、雪の中の運転など非常に厳しいものがあります。でもスキーはいっぱいできます。
【日本を離れて七日セ・リーグの首位争いがひょいと気になる】
日本を離れて一年セ・リーグの首位争いよりもボストン・レッド・ソックス
レッド・ソックスもなかなかいいところまではいったのですが、プレイオフで負けてしまいました。このプレイオフの時、こちらのエンジニアの人が会社にテレビを持ってきて応援していたのにはびっくりしました。
【「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ】
「むなしいです」と話しかければ「名言だ」と答える人のいるあたたかさ
「むなしいです事件」を知っている人は、もう少なくなりました。私が入社した年のことです。
【「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの】
「俺は男だ」なんて大ナマ5ハイ半で吐いてしまっていいの
これももう四年ぐらい前の話です。伊勢崎はオデオンのビアガーデン、二時間飲み放題で大生5杯半飲んだのまではよかったのですが・・・。私も若かったのですね。今年の日本は暑かったから、さぞかしビールが美味しかったことでしょう。
【今日は風呂が休みだったというようなことを話していたい毎日】
もうバグがなくなったというようなことを話してみたい試送日
HI-OSF/Mの試送日にはこうありたい。
【思い出の一つのようでそのままにしておく麦わら帽子のへこみ】
思い出の一つのようでそのままにしておく/tmpのファイル
こういう人がいるから、ファイルシステムがパンクするんだよ。
【愛人でいいのとうたう歌手がいていってくれるじゃないのと思う】
踊るポンポコリンをうたう歌手がいて日本にも変なのがいるなと思う
そんなに流行っているのですか?
【君の香の残るジャケットそっと着てジェームス・ディーンのポーズしてみる】
君の香の残るスカートそっと着てマリリン・モンローのポーズしてみる
いや、失礼! 想像してはいけません。
【青春と言う字を書いて横線の多いことのみなぜか気になる】
朱夏と言う字を書いて自分の年がなぜか気になる
【30までブラブラするよ」という君の如何なる風景なのか私は】
「30までブラブラするよ」といった吾はこのボストンで朱夏をむかえる
古代の中国人は、人生を四つの季節にたとえたという。
「青春」、「朱夏」、「白秋」そして「玄冬」。
五木寛之著「朱夏の女たち」より
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